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本当にマイルド?石けんシャンプーは髪と頭皮に優しいのか。

せっけんは一番古くから使われてきた洗浄成分

せっけんは、主に動物や植物のオイルを使った洗浄成分です。記録に残っている一番古い石鹸は、なんと紀元前2,200年と言われており、6,000千年以上も私たちの生活に寄り添ってきたことになります。
石けんは油分に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)など強いアルカリの成分を加えることで化学反応を起こして作られます。
最近は「酸性せっけん」と呼ばれるこれ以外の性質をもったものもありますが、基本的にはアルカリ性の界面活性剤で、洗浄力が非常に強いのが特徴です。

せっけんシャンプーのメリット

せっけんシャンプーは汚れをすっきり落としたい人向き

石鹸シャンプーの一番の特徴は洗浄力の強さにあります。
シャンプーに使用される洗浄成分には大まかに石けん・アルコール・アミノ酸の3つがありますが、石鹸シャンプーはこの中で一番洗浄力が強い洗浄成分です。そのため、整髪料などをたっぷり使う・頭皮がべたべたと脂っこい・特に汚れが気になる髪におすすめです。

洗浄成分とは直接関係はありませんが、石鹸シャンプーの傾向として全成分が水・石けん素地のみというシンプルなレシピも多く、「アレルギー反応が続いているが何が原因かわからないので、可能性のあるものをできる限り排除したい」などというシーンではとても心強い味方になってくれるでしょう。また、シンプルなレシピのものはお値段もお手頃なことが多いので、お財布にも優しいというメリットもあります。

石鹸シャンプーのデメリット

石鹸、ブラシ 写真

せっけんシャンプーには先ほど挙げた通り、洗浄力の強さ・明快なレシピ・お手頃価格というメリットがありますが、実際に使い続けるうえではPHと石鹸カスの2つに注意が必要です。石けんシャンプーのことを知って、毎日のバスタイムに上手に取り入れたいですね。

せっけんシャンプーのデメリットその1.人間の肌は弱酸性がベスト

せっけんを使い続ける上でまず問題になってくるのがPHの問題です。これは石鹸は比較的強いアルカリ性で、私たちの髪や頭皮は弱酸性の状態が一番良い状態をキープできるからです。そのため、もし特に「石けん」にこだわらずに髪や頭皮に本当に優しい洗浄成分のシャンプーを探しているのであれば、髪や頭皮と近い「アミノ酸系の洗浄成分」を使ったシャンプーが非常にお勧めです。

お肌の場合は、石けんを使うなどして万が一アルカリにPHが傾いても、自力で弱酸性に戻ることができますが、髪の毛というのはすでに死んだ細胞の集まりのため、自力でダメージケアをする機能を一切持たないため、深刻なトラブルに陥る可能性があります。

髪の毛の性質の一つに、酸性になると髪表面のキューティクルが引き締まり、アルカリ性に傾くとキューティクルが開くというものがありますが、これは毎日せっけんで髪を洗うとキューティクルが開き、傷んでしまうということです。もちろんせっけんシャンプーの後には、クエン酸リンスなどで髪を弱酸性に戻すための工程が用意されていますが、髪表面のキューティクルは爪と同じ成分でできていて固くもろいため、毎日キューティクルを開いて閉じてを繰り返していると、髪の毛が傷んでしまうのです。また、キューティクルが開いたり、閉じたりを繰り返すことによってカラーリングの色抜けは非常に早くなりますので、髪を染めている人は要注意です。
しかも、髪の毛は1か月に約1㎝程度づつ伸びていくため、全体が入れ替わるのにも時間がかかるという欠点があります。

せっけんシャンプーのデメリットその2.せっけんカスが発生することがある

「せっけんカス」はあまり聞きなれない単語で、水垢と言った方がピンとくる方も多いかもしれません。「石けんで体を洗ったりシャンプーをした後に、べたつきやフケのような汚れが残っている」「浴室にいつの間にか白いかたまり状の汚れが付いていた」という経験をしたことがある方も多いと思いますが、これらを「石けんカス」と呼んでいます。

これは石けんが水中のカルシウムイオンなどと結びついたり、石けんの洗浄能力に対して汚れの量が多すぎたりすることで発生するものです。石けんが水中のカルシウムイオンと結びついたものは、白い粉や塊としてあらわれて髪がギシギシする原因になり、石鹸に対して汚れの量が多すぎたときの石けんカスは、シャンプー後に髪がべとつく・ブラシに汚れが付くといった形で現れます。

これらのせっけんカスは、シャンプーをたっぷりと使い、きちんと丁寧に洗うこと、酸リンスをしっかりすること、すすぎを入念にすることで回避しやすくなります。 最近は石けんカスの問題を解消した成分として、酸性石けんを使ったシャンプーも増えてきました。酸性せっけんは弱酸性のため、髪や頭皮への刺激が少ないうえ、石鹸カスも生じにくい特徴があります。せっけんシャンプーをつづけてトラブルを感じるようであれば、酸性せっけんを使ったシャンプーを取り入れてみるのも一つの手です。

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