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Hair Care

年齢とともに増えてくる頭皮トラブル、結局どうしたらいいの?

年齢とともに敏感肌になっていく女性のお肌

お客様からのお声で多いのが、「若いころはどんなに安いシャンプーを使っても全くトラブルなく使えていたのに、ふと気が付くと、すぐに荒れたり、ピリピリするなどの刺激を感じやすくなって、使えるものが減ってきた」というもの。

年齢とともにさまざまなものに触れ、それまで自覚のなかったアレルギー物質に対して反応の閾値を超えてしまったということもありますし、エイジングサインの表れの場合もあります。また、特にシャンプーをはじめとするヘアケアアイテムの場合、スキンケアアイテムに比べて選択の基準があいまいになりやすく、知らず知らずのうちに高刺激のものを選んでしまっていることも多いというのも原因の一つです。
年代ごとの肌質の変化や対策を知って、少しでも肌トラブルに悩まされる可能性を下げていきたいですね。

年代ごとのエイジングサインの表れ方とは

10代の頭皮はトラブル知らず

10~20代の頭皮は潤い・弾力感があり、青みがかった肌色をしています。実際、10代の肌はコラーゲンや天然保湿因子などが豊富に含まれ、紫外線やカラー・パーマ液などのダメージを跳ね返す力も全年代中トップのベストな状態です。

また、日本人の場合、毛穴も正円に近いキレイな形をしていることが多く、生えている髪の毛も、比較的細くて柔らかいことが多いので、本来的にはくせ毛の方でもくせが出にくく、自分の髪をストレートヘアだと思い込んでいたりもします。

30代はくせ毛になりやすい!?

30代になってくると、頭皮の水分量が徐々に減り始めます。頭頂部・つむじ付近など紫外線の影響を受けやすい部分にはうろこ状の乾燥ジワができはじめます。さらに、人によっては赤みのある部分が毛髪の分け目を中心に点在しはじめます。
また、30代の髪の毛は10代の頃と比べて固く太くなるので、徐々にその人の髪の毛が持っている本来のうねりやクセが表れやすくなってきます。

ちなみに、30代女性のお悩みで意外と多いのが、抜け毛が急に増えた、髪のボリュームが激減したというものがありますが、年代的な問題というよりは生活習慣やストレスなどが原因の場合が大多数を占め、きちんとケアを行うことで、気にならなくなる方がほとんどです。特に、妊娠・出産の前後は、ホルモンバランスの乱れにより一時的に抜け毛が増える傾向があるので、過度な心配は不要です。

40~50代はくせ毛がより強くなることも

40~50代の頭皮では、乾燥がより進み、頭頂部全体に赤みのある部分が増え、赤みのない部分も黄ばんだりくすんだりしはじめます。赤みのある部分は年齢と共に広がり、進行すると赤茶色になる傾向にあります。乾燥した肌は外部からの刺激に敏感になり、些細な変化でかゆみを感じる方も目立ちます。
また肌に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸の量がぐっと減少する時期でもあるため、頭皮の弾力も徐々に失われて、たるみが見え始めます。頭皮がたるみ始めると正円だった毛穴が楕円形にゆがんでいきますが、毛穴が楕円形になればなるほど、そこから生えてくる髪の毛も歪みやすくなり、若い頃にはなかったような縮れ毛が生えてくるようになることもあります。

また、多くの女性を悩ませる白髪が目立ち始めるのもこの頃です。髪の毛が作られる毛根部分では、メラノサイトと呼ばれるメラニン色素を作り出す部位がありますが、このメラノサイトの活動が徐々に弱り、色素が薄い・メラニン色素を含まない髪の毛が生えた結果が白髪です。
ちなみに、一度完全な白髪になってしまった髪の毛を黒髪に戻すことは難しいですが、マッサージなどで頭皮の血行を良くすることで予防をすることは可能です。

60代の頭皮は保湿が大切。

さらに60代になると、肌の乾燥はより加速して頭皮をこすらなくてもフケが出るようになります。
頭皮のたるみも進行するので、肌に引っ張られて若い頃は垂直に生えていた髪の毛が斜めに生えるようになるのも特徴です。その結果、くせ毛がこれまで以上に強く現れ、ヘアセットが難しくなったり、髪の毛がペタンとつぶれやすくなることでボリューム感が落ちてきたと感じる方も増えてきます。

年齢とともに運動量や食事の量も減るので、髪の毛も細く切れやすくなったり、全体的に毛量自体も減ることも珍しくありません。

年齢とともに肌が乾燥しやすくなる理由とは?

石鹸、ブラシ 写真

これらのエイジングサインのうち、一番大きな要素を占めているのが肌の乾燥です。
本来、頭皮表面の潤いは角質層に含まれる天然保湿因子(NMF)と呼ばれるアミノ酸やミネラル成分によって保たれています。天然保湿因子は日常生活の中で徐々に失われていきますが、ターンオーバーによって新しい角質層と入れ替わることで、潤いは一定に保たれます。
しかし、年齢と共に女性ホルモン(エストロゲン)が減少するため、オトナの女性はターンオーバーの速度が徐々に低下してしまいます。その結果、角質層が入れ替わりにくくなり天然保湿因子も減っていくので、徐々に乾燥やそれに伴うトラブルが増えてくるのです。

ターンオーバーが遅くなり天然保湿因子が減少した頭皮表面では、乾燥した角質が溜まりやすくなります。
このような頭皮はくすんで見え、わずかな摩擦でめくれやすくなり、乾燥ジワが目立ち始めます。乾燥がさらに進むと乾燥した角質層が重なって剥がれ、フケとして目立つようになります。剥がれた角質は毛穴や皮脂腺を塞ぐこともあり、放置すると菌が繁殖し、かゆみや赤みの原因となります。

敏感肌になってしまった頭皮には、うるおい補給と上質なシャンプーを。

頭皮用のスキンローションで手軽にうるおいケア

まだあまり知られていませんが、最近美容に関心が高い女性の間でじわじわと注目を集めているのが頭皮用のスキンローション。スプレータイプで頭皮にダイレクトになじませやすく、直接潤いを補給できるのが特徴です。一度使ったからといて劇的に改善するようなものではありませんが、毎日続けてお肌のしっとり感を取り戻しましょう。
なお、フェイス用の化粧水を付けることもできますが、商品によっては髪の毛がべたついたり、絡まりやすくなったりすることがあるので、その場合は少量から試してみてください。

逆に、ヘアオイルやヘアクリームはうるおい補給目的ではなく、シリコンオイルなどで髪の毛のツヤや指通り改善を目的にしてレシピを組んでいることが多いため、頭皮に付けるとかえってトラブルの原因になってしまう場合もあります。面倒でも成分表記や使い方をしっかりチェックするようにしてください。

シャンプーを変えると頭皮も変わる!?

一般的にドラッグストアなどで置いてあるようなシャンプーは洗浄力が強く、天然保湿因子が少なくなった髪や頭皮には洗いすぎになってしまっていたり、刺激が強すぎることがあります。
いくら頭皮にローションやクリームを使っても、その前の段階で水分や油分を根こそぎ洗い落としていたら効果も半減です。

頭皮の乾燥や刺激が気になり始めたら、マイルドな洗浄力のアミノ酸系の洗浄成分を使ったシャンプーを選び、必要な潤いはしっかり残しながら洗い上げるのが大切です。この際に保湿成分や頭皮ケア成分も入ったものを使うと、1アイテムで保湿ケアまで完結しますので一石二鳥です。

健康的な生活習慣も忘れずに

言うまでもなく、髪の毛も体の一部です。キレイな髪の毛が育つためには上質な生活が欠かせません。
年齢による変化を完全に止めることは難しくても、その時々でベストの状態をキープできるようライフステージの変化とともに、「若々しさを保つ生活習慣のヒント」を元に生活習慣もときどき振り返ってみましょう。

若々しさを保つ生活習慣のヒント

  1. 良質な食事

    1. 暴飲暴食を避けて、腹八分目を心掛けましょう。

    2. カラダの材料になるたんぱく質を豊富に採る
      (髪の毛はケラチンというタンパク質でできています)。

    3. 老化を加速する「糖化」を引き起こす糖類を控えましょう。

    4. 野菜を積極的に摂ってビタミンを補給する。

  2. 規則正しい生活リズム

    1. 就寝・起床の時間はできる限り一定に保ちましょう。

    2. 毎日7時間程度の睡眠時間を確保するのが理想です。

    3. ウォーキングなど適度な運動でストレスを発散しましょう。