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夏の終わりは抜け毛が多くなるって本当?その原因とは?

人間の髪の毛は毎日50~100本ほど抜けていますが、抜ける本数には個人差があり、季節によっても異なります。季節の変わり目が抜けやすいのですが、1年の中で最も抜け毛が多くなるのが9月です。

では、なぜ夏の終わり、9月になると抜け毛が増えるのでしょうか。

抜け毛が多くなる原因をチェック

抜け毛が多くなる原因抜け毛が多くなる主な原因は

  1. 頭皮や髪の毛が受けた紫外線ダメージ
  2. 汗による頭皮の環境悪化
  3. 夏バテによる食欲不振
  4. 睡眠不足

などがあげられます。

夏に受けたダメージが蓄積され、夏の終わりから秋にかけて抜け毛が増える傾向にあるのです。1つずつチェックしていきましょう

抜け毛が多くなる原因1.頭皮や髪の毛が受けた紫外線ダメージ

紫外線紫外線ダメージで頭皮が日焼けすると、毛母細胞が傷つき、血行不良になり頭皮の栄養状態が悪くなることで抜け毛が起こります。

毛母細胞とは髪の毛を生み出す細胞であり、毛母細胞が角質化したものが髪の毛になります。

また、紫外線を浴びると体内で活性酸素が過剰に発生します。

活性酸素が過剰に発生すると頭皮を老化・乾燥させ、毛髪の発毛サイクルを乱してしまい、抜け毛が起こりやすくなるのです。

抜け毛が多くなる原因2.汗による頭皮の環境悪化

気温が高い夏は、いつも以上に頭皮からも汗をかき、紫外線から頭皮を守るために、皮脂の分泌がさらに活発になります。すると、汗で頭皮が蒸れた状態になるだけでなく、雑菌も繁殖しやすくなります。

また、毛根には酸素が必要なのに、皮脂や汚れが頭皮の毛穴をふさいでしまうと、酸素の供給を遮断してしまいます。

頭皮環境が不衛生な状態だと、抜け毛の原因になるだけでなく、毛根自体が髪を作れなくなってしまうので、注意が必要です。

抜け毛が多くなる原因3.夏ばてによる食欲不振

暑さで食欲が減退し、毛髪の成長に欠かせない栄養素をきちんと摂れていないと、抜け毛が多くなる原因になります。

私たちの体は、生命の維持に関わる重要な器官から栄養をたくさん使っていきます。そのため、生命に直接関係のない髪や爪などに栄養が回ってくるのは最後になるので、頭皮や髪にとって必要な栄養を届けるためにも、バランスの良い食生活を送ることが欠かせません。

髪の毛のために意識して摂りたいものが下記の栄養素です。

  • たんぱく質
  • 亜鉛(ミネラルの一種)
  • ビタミン(ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE)

ただし、肉類や油脂の多い食生活を続けていると頭皮の皮脂分泌が多くなりすぎます。頭皮の皮脂分泌が多いと頭皮環境の悪化による抜け毛はもちろん、べたつきやかゆみ、においの原因にもなりますので、注意しましょう。

抜け毛が多くなる原因4.睡眠不足

睡眠暑いとなかなか寝付けなかったり、途中で目を覚ましてしまったりすることもありますが、睡眠不足は髪の毛にとって大敵。

眠っている間に成長ホルモンが髪を成長させてくれ、日中受けた紫外線ダメージの修復をしてくれるからです。

冷房や快適に眠れる寝具を活用して、きちんと睡眠を摂るように心がけましょう。

抜け毛を増やさないための頭皮ケアのポイント

1.頭皮環境・美髪の基本はシャンプー・コンディショナーから

シャンプーの際、髪を濡らす前にまずはブラッシングを行うこと。頭皮や髪の毛についているほこりや汚れをブラッシングで落としたら、まずはぬるま湯で頭皮や髪の毛についた汚れを落としましょう。

泡パック次にシャンプーを行います。頭皮を清潔にするためにも、毎日洗髪しましょう。

美容成分が豊富なシャンプーなら、泡パックもおすすめ。

1回目のシャンプーで汚れを落とし、2回目のシャンプーの際に泡だったら3~5分ほど流さずに放置。泡パックを行うことで、髪に美容成分がグングンいきわたります。

洗い残しがないよう、しっかりとすすぎましょう。

美容成分が豊富なシャンプーをチェックする

すすぎが終わったら、コンディショナーを付ける前に軽くタオルドライを。そうすることで、コンディショナーの美容成分が髪に浸透しやすくなります。

髪にも頭皮にもたっぷりつけて5分間置いたら、洗い流しましょう。

髪のダメージがひどいときは、タオルドライ後、コンディショナーをパール1~3粒大程度、洗い流さないトリートメントとして髪になじませるのもおすすめです。

アウトバスにも使えるコンディショナーをチェックする

2.シャンプー・コンディショナーの後は髪の毛を早めに乾かす

ドライヤーで髪を乾かす髪が濡れたままだと、雑菌が繁殖しやすかったり、頭皮の血行不良を引き起こしやすかったりして、頭皮に悪影響を与えます。また、濡れた髪はキューティクルがはがれやすく、ダメージを受けやすい状態です。髪を濡れたまま放置せず、タオルドライ後はドライヤーで乾かしましょう。

髪の毛から15~20cm以上離して、ドライヤーの風は下からではなく上から当てていきます。下からあてると髪のキューティクルがめくれやすくなるからです。

また、温風だけでなく、仕上げに冷風も当てましょう。冷風を当てることで、髪の毛のキューティクルが引き締められ、髪に光沢感が生まれます。髪のうるおいをキープするためにも、必ず仕上げに冷風を当てましょう。

3.髪の分け目は毎日変えること

髪の分け目は毎日変えるのがおすすめです。

常に同じ場所で分けていると、そこだけ紫外線ダメージを集中的に受けがち。抜け毛で薄くなるだけでなく白髪の原因にもなります。

なぜ白髪の原因になるかというと、紫外線ダメージでメラノサイトが破壊されるため、髪に黒い色素をつけることができなくなってしまうからです。

頭皮へのダメージを減らすためにも、髪の分け目は毎日変えるようにしましょう。

夏の終わりの抜け毛を少しでも減らすためにも、美容成分たっぷりのシャンプー・コンディショナーでケアすること、バランスの良い食生活と十分な睡眠をとるように心がけて、健康な頭皮、美髪を育みましょう。