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手遅れになる前に!今すぐできる髪の毛のボリュームダウンの原因と対策とは?

「年齢とともに髪の毛のボリュームが落ちてきた」「つむじが透けるようになってしまった」「前髪がスカスカになってしまった」など、髪の毛の悩みは年齢を重ねるごとに深刻さを増していきますが、実は髪の毛そのものというより、頭皮の老化が原因になっていることがほとんど。
髪の毛のボリュームダウンに気が付き始めたら、毎日の髪の毛のお手入れと一緒に、頭皮にもエイジングサインが出ていないか、こまめにチェックをして早めに手を打つように心がけましょう。

そもそもなぜ髪の毛はボリュームが減ってしまう?

頭皮は髪の毛で隠されていて目に付きにくく、あまり目立ちませんが、ほかのお肌と同じように着実に老化が進んでいきます。
頭皮の老化が進んで弾力がなくなると髪の毛が倒れてしまい、それだけでボリュームが減って見えてしまいます。また、ハリコシ感のある健康な髪の毛は、健康な頭皮からしか生えません。ここではボリュームダウンが起こる原因を詳しく見てみましょう。

女の人 写真

髪の毛のボリューム感のカギは腱と筋肉にあり

髪の毛のボリューム感のカギは、第一に髪の毛の生えている向きにあります。同じ髪の毛でも頭皮に対して垂直に立ち上がるように生えているのと、頭皮に沿うように倒れて生えているのとでは、ボリューム感が全く違って見えます。そして、髪の毛は、若い頃は頭皮から立ち上がるようにふんわりと生えていますが、年齢を重ねるごとに徐々に倒れてきてしまう傾向があります。

これは、頭皮の下には筋肉が存在しないことに原因があります。
頭の上部は、体の他の部分と違い、頭蓋骨の上に貼り付いている帽状腱膜という膜に頭皮が乗っている構造をしています(※頭頂部には筋肉はありませんが、この帽状膳膜は前頭筋、側頭筋、後頭筋とつながっているので、口を大きく開けたり閉じたりすると連動してやや動くのが感じられるかと思います。)。

年齢を重ねると頭の周りの筋肉が萎縮しはじめるので、帽状膳膜が引き伸ばされて徐々に下方向に伸びていきます。そして、腱膜がたるんでくると、腱膜の上にある頭皮まで引きのばされてしまいます。その結果、若い頃は垂直に生えていた髪の毛が徐々に寝てしまうのです。
また、頭皮が伸びてくるということは、毛穴もたるんでくるということで、若いころは正円に近かった毛穴が、徐々に楕円形に広がっていきます。そのため、生えてくる髪の毛にもゆがみが出やすくなり、くせ毛や縮れ毛なども出やすくなってしまいます。

頭皮のめぐりの低下でボリュームダウンは加速する

頭皮も顔のお肌とおなじで徐々に年齢とともに変化をします。年齢を重ねると頭皮中に存在するコラーゲン(=頭皮の厚み)、エラスチン(=弾力)、ヒアルロン酸(=潤い)などが低下し、頭皮は薄く固く乾燥していきます。特に皮膚中のヒアルロン酸は20代から50代になるまでの間に、なんと約半分まで減少してしまうと言われています。
さらに髪の毛が作られる毛根の周りには、太い毛細血管が張り巡らされていますが、年齢とともに女性ホルモン(エストロゲン)が減って、毛根部周囲の毛細血管が萎縮してしまいます。さらに、先ほどの「頭の筋肉の萎縮」で頭皮が引き伸ばされると、肌は常に引っ張られて緊張し、血液の巡りも徐々に低下していきます。

これらが組み合わさった結果、毛根部への血流量がどんどん少なくなってしまい、髪の毛の成長に必要な栄養が充分に毛根に行き届かなくなりやすくなるのです。
栄養が十分にいきわたらないと、生えてくる髪の毛がだんだん細く短くなって、髪質にもしなやかさやハリコシ感が失われていきます。

今すぐできる髪の毛のボリュームダウン対策

髪の毛のボリュームダウン対策には頭皮のマッサージと保湿ケアを続けることが大切です。正しいやり方をマスターして、いつまでも若々しいふんわりヘアを保ちましょう。

頭皮のマッサージは抜け毛・薄毛の救世主?

髪の毛のボリュームダウンの原因は、帽状腱膜と結びついている筋肉が萎縮してしまうことと、頭皮の血行が低下することにあるとお話してきましたが、これを解消するにはこり固まった帽状腱膜と筋肉を動かしてあげることが大切です。

頭頂部をつっぱらせる原因である頭のハチ周りの筋肉を大きく動かすようなイメージで両手のひらで頭をはさんで持ち上げたり、指の腹で円を描くように頭皮を動かすマッサージを行いましょう。お風呂で湯船につかりながらゆっくりとマッサージを行うと体も温まり、いつもより血行が促進されるので非常におすすめです。

頭皮マッサージと聞くと「何かとても難しいテクニックがいるのでは!?」と身構える方がいらっしゃいますが、指の腹や手のひらを使って頭を挟み込み、気持ちいいと感じられる程度の強さで優しくゆっくりと動かすだけで十分です。ただ、爪を立てたり、痛すぎるほどの強さはフケの原因になったり、揉み返しの原因になったりしますので、力の入れすぎにはくれぐれも気を付けてください。
なお、頭皮のたるみはそのままフェイスラインのたるみに直結します。どうせ見えない部分とあなどらずコツコツ続けましょう。

頭皮にもうるおいを与えて、しなやかなお肌に!

頭皮も年齢とともに水分量が減ってしなやかさを失っていきます。頭皮にも化粧水を付けて、うるおいを補給してあげましょう。タイミングはお風呂上りや就寝前がおすすめです。
頭皮につける化粧水は、頭皮専用のローションを使うのがベストですが、手に入らない場合、アビスタローズミストのような無添加のシンプルなローズウォーターや、お顔用のさっぱりタイプの化粧水なども代用可能です。お顔用のしっとりタイプの化粧水やクリームなども使えますが、髪の毛がべたべたになってしまうことがあるので、少量から様子をみてお試しください。

また、バスタイムの頭皮マッサージの際には、頭皮につけてもOKなアビスタエイジングケアシャンプーコンディショナーをマッサージクリーム代わりに使えば、入浴中にマッサージも保湿も同時にケアできる上に、お風呂の熱気と湯気で髪の毛にもコンディショナーの栄養がじわじわ浸透しますので、一石三鳥のスペシャルケアとして非常におすすめです。

マッサージも頭皮の保湿も一朝一夕に成果が表れるようなものではありませんが、気長に行って周りに差をつけましょう。