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ノンシリコンシャンプーで髪がキシキシ!?髪にいいノンシリコンとは?

ノンシリコンシャンプーがすべて髪にいいシャンプーとは限らない?

最近よく耳にするノンシリコンシャンプーですが、実はシャンプーそのものの性格を決める洗浄成分や美容成分の組み合わせによって、良くも悪くもなる可能性がある繊細なレシピです。

ヘアケア売り場に立っていると「ノンシリコンは髪にいんでしょ?シリコンが入っていないシャンプーはどれ?」というお問合せをいただくこともありますが、「ノンシリコン=髪にいいシャンプー」とひとくくりにしてしまうと、髪の毛のカラーリングの色持ちを悪くしてしまったり、切れ毛や枝毛が起こるなど取り返しのつかない事態を引き起こしてしまうこともあります。

良かれと思って選んだシャンプーのせいで、髪がぼろぼろになってしまったなんてことにならないように、シャンプー選びのコツを抑えて、本当に髪に良いシャンプーを使って美髪を目指しましょう。

そもそもノンシリコンシャンプーはどういうシャンプー?

952da6d1331b724975626578df93f914_mノンシリコンシャンプーとはその名の通り、シリコンを含まないシャンプーのことを指します。
シリコンは髪表面の艶出しや一時的な指通り改善にはとても便利な原料で、ヘアケアアイテムをはじめ化粧品などによく使われていますが、髪やお肌そのものをキレイにするようなダメージ補修力はありません。
たとえるならシリコン入りの化粧品は、基礎化粧品というよりもメイクアップアイテムというイメージです。そのため、髪や頭皮をきちんとお手入れしたいという方がノンシリコンのアイテムを選んでいるのです。
また、シリコンは油性の原料なので、これを使わないことできめ細かなもっちりと濃厚な泡が立ち、気持ちよくシャンプーができるというメリットがあります。

今さら聞けないシリコンの正体とは

シャンプーをはじめ化粧品などに配合されるシリコンは正式にはシリコーンオイルと呼ばれ、大きまかに5つの特徴があります。

 ①髪や肌への刺激が少ない。

 ②無色透明で無味・無臭なので香料や着色料などで見た目や香りをごまかさずに使える。

 ③耐水性・耐油性が高く、汗や皮脂で化粧崩れが少ない。水などで軽くすすいだ程度では落ちない。

 ④するするとした感触でさわり心地がよく、べたつきにくい。

 ⑤酸素透過性が高く皮膚呼吸を妨げにくい。

つまり、シリコーンオイルは化粧品を作る時に質感を高めるのに役立ち、定着力も高く、原料としての価格もお手頃という化粧品メーカーにとってはとても便利な原料なのです。

そのため美容クリームや化粧下地・ファンデーション・リップグロスなど私たちが日常何気なく使っている化粧品にもよく使われています。特に、髪の毛は細くて絡まりやすいため、摩擦によるダメージを防ぐためにシャンプーに配合されたり、指通りツヤ出しのためにトリートメントなどに配合されています。市販のシャンプー・コンディショナーには「ノンシリコン」の表記がない限り、ほぼシリコーンオイルが入っていると思って間違いないでしょう。

ちなみに、ボトルなどに表記される全成分表示の表記名は「シリコン」ではなく、下記のような表示になっていることが多いです。

 ・ジメチコン

 ・シロキサン

 ・シクロメチコン

 ・ジメチコンシクロペンタシロキサン

 ・ジメチコノール

 ・ジメチコンポリオール

また、特にシリコンオイルの含有量が高い商品には「ファンヒーターが故障する可能性があるのでトリートメントを付けるときは運転を止めて下さい」という旨の注意書がされていることが多いので、これもシリコン入りのアイテムを見分ける一つのポイントです。

本当に髪にいいノンシリコンシャンプーの見分け方

ここまでノンシリコンの定義や見分け方をご紹介してきましたが、気を付けていただきたいのが、ノンシリコンシャンプーだからと言ってすべてが良い結果をもたらすとは限らないということです。

セットのコンディショナーやトリートメントがカギを握っていることも

まず、第一にチェックしていただきたいのが、セットで使っているコンディショナーやトリートメントのレシピです。ノンシリコンシャンプーとして売られている商品の中には、セットのコンディショナーやトリートメントにはシリコンがたっぷり入っているというレシピも珍しくありません。

シリコン入りだから悪いというものではありませんが、せっかくノンシリコンシャンプーを使ってシリコンを避けたのに、コンディショナーやトリートメントでシリコンをつけるのであれば、そもそもシャンプーでシリコンを抜いてもあまり意味がないと考えられるからです。特に、シャンプーに配合されているシリコンは、洗髪中の摩擦から髪を守るという目的で配合されているので、髪に定着する力を弱めているものが多いですが、コンディショナーやトリートメントの場合は、少しでも長くツヤを与えたり指通りをよくするために定着力が強いものを配合しますので、シャンプーに含まれるシリコンよりも影響力が強い傾向にあります。

 

ノンシリコンシャンプーは洗浄成分が決め手

次にチェックしていただきたいのが、洗浄成分に何を使っているかということです。シャンプーには大きく分けて石鹸・アルコール・アミノ酸の3つの洗浄成分がありますが、洗浄力の強いせっけんとアルコールの洗浄成分を使っている場合は、シリコンを配合した方がきしみ感が少なく、気持ちよくシャンプーができる可能性が高いです。

3つ目のアミノ酸ベースのノンシリコンシャンプーの場合は、毎日シャンプーをするだけでダメージケアができ、髪の毛のハリコシ感もアップしやすいので、とてもおすすめです。また、洗浄力がマイルドなのでカラーやパーマの持ちが良くなるのもポイントです。さらに、美容成分がしっかり配合してあれば、シャンプー1本だけで仕上げることもでき、多忙な現代女性にぴったりです。

ちなみに、コンディショナーやトリートメントでも、ダメージを根本からケアしようという商品の場合だったら、シリコンに頼らずに美容成分を厳選した方が長期的に満足度の高い商品に仕上がります。

ひとくちに「ノンシリコンシャンプー」といっても、実はかなり奥が深いシャンプーです。今度ヘアケア売り場に行かれる際は「ノンシリコンシャンプーを探している」ではなく、髪質改善がしたいのか・艶出しがしたいのか・何に悩んでいるのかなどの要望を店員さんに伝えると、お気に入りのシャンプー・トリートメントに出会えるでしょう。ぜひ、お気に入りのアイテムを見つけてくださいね。